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【Yahoo!編】Yahoo!営業へ聞く!2022年と2023年のYahoo!ショッピング【前編】

2022年はモール統合やリニューアルのような大きなトピックスがあり、

何かと話題になったYahoo!ショッピング。

 

今回はそんなYahoo!ショッピングの営業リーダーへインタビューしてきましたので、

その一部を記事にしていきたいと思います!

 

■この記事のポイント

・Yahoo!ショッピングは前年を超えの売上成長

・PayPayモールとYahoo!ショッピングの統合・リニューアルで、新しく始まったキャンペーンがある

・ストア様やメーカー様の課題はあるが、ヤフーはその課題を解決しようと対応している

 
■目次
③ Yahoo!ショッピングで勝っていくために必要なもの
④その他
 
回答者紹介
 

【回答者】
澤木 一真さん

ヤフー株式会社 コマースグループ

ショッピング統括本部 営業2本部 オートスポーツカテゴリ部

スポーツ・アウトドア リーダー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒居 雄人
株式会社CARTA COMMUNICATIONS
メディアソリューション・ディビジョン
Commerce Containerチーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①Yahoo!ショッピングの状況に関して

CCI荒居(以下、荒居): 2022年はYahoo!ショッピングにとって、モールが統合・リニューアルするなど大きな出来事があった1年だったと思います。そんな中Yahoo!ショッピングに出店しているストア様の売上状況はいかがだったでしょうか。
 
Yahoo!澤木氏(以下、澤木):コロナ禍だった20年や21年と比較すると落ち着いてきた印象です。前年を超えるかといったところでしょうか。
 
荒居:なるほど、前年を超えるといった流通なんですね!その中でも好調なカテゴリや商材はありますか?
 
澤木:電気代が高くなっているので、電気毛布が人気となっております。昨年に引き続きDIYカテゴリも好調となっております。またワールドカップの影響もあり、サッカーユニフォームが販売数を大きく伸ばしました。
 
その他ですと、2022年は旅行に行きやすくなった影響もあり、スーツケースなどの旅行用品は伸びてきています。
ふるさと納税も制度自体の認知が広まったことによって、好調に推移しております。
 
荒居:統合・リニューアル後の影響はどういったものがありましたでしょうか?また出店しているストア様やメーカー様などから頂いている声などあれば、教えてください。
 
澤木:乱立されていたキャンペーンが統一されて、非常にシンプルになったとの声がありました。加えて、UIが新しくなったことでYahoo!ショッピングが見やすくなったという意見もありました。もちろんこれに関しては、シンプルになりすぎて本当にユーザー様に見られるか不安になっているストア様もいます。
 
■新UI(TOPページ)
 
■新UI(検索結果ページ)
 
 
 
また、キャンペーンの数としては減ることで還元率が減り、売上の山が出来にくくなったということは意見としていただいています。ただ今後は売上の底上げ、平準化を目指して進んでいく予定です。ただまだ統合・リニューアルからあまり日もたっていないため、評価がしにくい状況です。(※2022年12月21日現在)
 
■キャンペーンのポイント付与変更
 
荒居:そんな中、統合後好調だったキャンペーンはありますでしょうか。
 
澤木:5のつく日のキャンペーンが還元率も良く、好調に推移しております。また倍!倍!ストアも引き続き好調です。
その中で一番プロモーションパッケージの重要性が上がっています。プロモーションパッケージに加入していると多くのメリットがありますし、今後も増えていくのではと思っております。
 
※後述※
実際このインタビューの後、さん!さん!キャンペーンというプロモーションパッケージに加入しているストア様で購入したときにポイント還元されるキャンペーンが開始された。
 
■さん!さん!キャンペーン
 
荒居:PRオプションとプロモーションパッケージについて、どちらの方が効果ありますでしょうか。
 
澤木:どちらもメリットや効果はあります。ただプロモーションパッケージに関しては、検索順位UP効果や多くのデータが見れたりするという複数の効果があります。
 
 

②出店ストア様やメーカー様の状況に関して

 
荒居:Yahoo!ショッピングに出店しているストア様やメーカー様ではどういった動きがありますでしょうか。
 
澤木:メーカー様の出店が増えてきています。他のECに出店して次のYahoo!に取り組む動きが増えている印象です。
 

荒居:Yahoo!ショッピングへ出店するメーカー様で多い出店理由は何ですか。

 

澤木:やはり売上の拡大です。ヤフーという集客が取れるメディアの中にあるYahoo!ショッピングで、売上を取りに行きたい、というメーカー様が多い印象です。

 

荒居:規模感にもよると思いますが、出店後どの程度の売上を目指すメーカー様が多い印象でしょうか。

 

澤木:カテゴリによって異なりますが、まずは単月1000万円を目指す新規出店店舗様が多いような印象です。

 
出店が増えてきたという影響もあり、この5年でメーカー様の流通金額は250%以上伸び、広告売上も300%以上伸びております。
 
■出店メーカーの売上状況など
 
荒居:メーカー様がよく使っている広告や販促などはありますでしょうか
澤木:特に使われている広告でいうと、メーカーアイテムマッチの利用が増えてきております。YCAやYDAで面をとり、検索経由のシェアはメーカーアイテムマッチ、という利用が多い印象です。
 
※メーカーアイテムマッチについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
※YCAについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
 
その他、個別案件でタイアップ企画を実施している企業は増えてきております。
 
荒居:私は前職でメーカーアイテムマッチ関連の仕事をしていましたが、利用が伸びているんですね!うれしい気持ちになりました。(笑)
 
メーカー様の動きは理解できました。次はストア様の動きについて聞きたいです。ヤフーではロハコやZOZOなどのようなストア様が大きな影響を持つと思いますが、その2つのストア様はどういった動きでしょうか。
 
澤木:他店舗並みに売れている印象です。ZOZOTOWNは2019年にヤフーに出店してから、ZOZOTOWN、ヤフーともに力を入れてYahoo!ショッピングに注力してきた影響もあり、売上は順調です。今後も伸ばしていきたいと思います。またロハコに関しては、年間の売上が堅調に推移しております。ロハコ経由で施策を実施するメーカー様も増えてきている印象です。
 
荒居:ZOZOTOWNもロハコも堅調とのことですね。それではストア様とメーカー様の課題感について教えてください。店舗を運営したりモールで商品を売るにあたって、共通している課題などありますか。
 
澤木:ストア様が抱えている課題は、配送です。Yahoo!ショッピングでは統合・リニューアル後、配送にさらに大きく力を入れております。ヤフーが定める基準をクリアできたストア様の商品には、優良配送の対象となり、検索画面の順位が上がったりするような効果があります。
 
もちろんどのストア様も優良配送を目指すのですが、倉庫事情などがあるためそんな簡単に優良配送の条件がクリアできない事情が多くあります。もちろん弊社からヤマト様をご紹介することはあるのですが、それでもなかなか解決することが出来ない問題などがあります。
 
ただ我々としてもストア様の売上向上のため、ヒアリングを実施し、問題解決するための課題を紐解くということを実施しています。そこで立案した施策の出来ることからストア様に実施してもらい、優良配送に一歩でも近づけれるよう、ストア様と伴走しています。
 
■優良配送比率の推移
メーカー様が抱えている課題としては、やはりもっと売上を伸ばしてモール内でのシェアを上げていきたいけど、上げることが出来ていないといった課題があります。他モールではヤフーにない施策などを実施して、大きく売上を作れる事例が多数あると聞いております。そういったこともあり、メーカー様からヤフーへ広告や販促の新企画の要望をいただくことが多いです。その影響もあり、今ではタイアップなどの施策を実施するメーカー様が増えてきた印象です。
 
■新生Yahoo!ショッピングにおける各種プロモーション施策
 
 
 
 
さて、前編はここまでです。後編は来週UP予定です。
 
Yahoo!ショッピングでの売上UPや課題発見など、弊社にお手伝いできることがあれば、
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それではまた次回の投稿を楽しみにお待ちください!

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