TOPIC トピック

皆さん、こんにちは！

今回は3大PFの決算が出そろったので、各PFごとにどんな調子だったかをまとめていきたいと思います。

前回の楽天に続き、今回はYahoo!ショッピングを見ていきます！

------------------------------------

■この記事のポイント

・ショッピング事業取扱高は前年比91.99%となった。

・

・LINEIDとYahoo!IDの統合は23年10月ごろ

------------------------------------

------------------------------------

■目次

①取扱高

②ポイント抑制の影響

③その他直近状況

④まとめ

------------------------------------

①取扱高

Yahoo!ショッピングのショッピング事業取扱高に関して、23年4月~6月は3,780億円となり、前年比91.99％となりました。

22年Q4の前年比86.70%よりも回復傾向にありますが、まだまだ前年比を超えることが出来ていません。

出店店舗様やYahoo!ショッピングの営業さんと話しをする中で、やはり状況としては厳しいという声が聞こえてきます。

23年2月に5のつく日のポイント付与上限額が5000円から1000円に変わって以降、

1度も前年比を100％超えた月はなく、引き続き厳しい状況が続くと予想されます。

ただ一方で、右肩に下がり続けていた前年比はここにきて回復傾向、

そして少し先になりますが、明るい状況も見えてきたので、それは③で述べていきます。

②ポイント抑制の影響

Yahoo!は前述したように、コマース事業への販促/広告費を抑制しております。

これは以下のグラフを見ると明らかです。

多いときは約400億円(21年Q4）をコマース事業に投資しておりましたが、

それが22年Q3(10月～12月)になってからは前年比を下回る額になり、

22年Q4には前年比約70％減の約120億円の投資にとどまっております。

直近では販促費を抑制しすぎて、ショッピング事業の取扱高が低くなってしまったため、

「さん！さん！キャンペーン」の日数を増加させたり、高単価のクーポンを発行してテコ入れをしております。

このような施策もあり、少しずつではありますが、事業取扱高も回復しつつあります。

③その他直近状況

このような暗いニュースが続く中で、すこし明るい話題が出てきました。

それは、「ID」連携の話です。

この話はLINEとYahoo!が22年3月1日に経営統合したときから言われてきたことですが、

今回の発表でより明確な日程が提示されました。

LINEとYahoo!JAPANIDは23年10月から連携がスタート、PayPayとのID連携は24年中と発表されました。

LINEとYahoo!JAPANIDが連携したのちには、「LYPマイレージ」ではなく「LYPプレミアム」として、

多くの会員向け施策などが行えたりするようです。

このような施策がYahoo!ショッピング出店者向けに提供されれば、

出来る施策が格段に増え、出店店舗の売上増→Yahoo!ショッピング取扱高UP！

といったことが起きるのではないでしょうか。

まずは10月のID連携を待ちましょう。

④まとめ