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【楽天】SKUプロジェクトの注意点と売上アップのポイント【後編】

今回は2023年4月から順次移行が開始される「SKUプロジェクト」について、

 

そもそもSKUプロジェクトは何なのかということから、

どういったことが起きてどんなことに気を付けた方が良いのか、

といったことをまとめていきたいと思います。

 

前編では、SKUプロジェクトについての基本的な情報を、

後編では、SKUプロジェクトの詳細情報や注意点をお伝えできればと思います。

 

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■この記事のポイント

・検索面の利便性はかなり高くなるが、店舗側で対応必須の内容が多くある

・SKU情報をまとめる商品ページは、売上の高い商品にする

・レビュー移管申請を実施する際は、丁寧に

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■目次

・SKUプロジェクトで出来ることとは

・検索画面における影響

・商品ページにおける影響

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①SKUプロジェクトで出来ることとは

それではSKUプロジェクトに関して、具体的にご説明が出来ればと思います。

SKUプロジェクトで変わること、出来ることは大きく分けて2つあります。

 

1.検索画面

・検索結果に応じて、商品画像や商品価格がSKUごとに表示される

・検索にマッチした最低価格の金額が検索画面に表示される

 

※注意※

価格違いのSKUを含む商品の場合、

検索結果にはその商品の最安SKUの価格、ポイントはそのSKUのポイント付与数

が表示されます。

 

また価格やポイントの末尾に「~」の表記が入ります。

 

2.商品ページ

・SKU単位で商品を管理することが出来ます。

 

それぞれ詳しくご説明が出来ればと思います。

 

 

 

②検索画面における影響

検索画面の変更点に関しては、①のパートでお伝えした通りですが、

もう少し詳しくお伝えできればと思います。

 
●検索結果に応じて、商品画像や商品価格がSKUごとに表示される

SKU画像が表示されるとのことですが、実は条件を満たした場合のみ発生する内容となります。

 

■SKU画像が表示される条件

・ユーザーが検索したキーワード・検索条件に、ひとつのSKUがヒットした場合
・ユーザーが検索したキーワード・検索条件に、複数のSKUがヒットし、

 そのSKUに登録されている画像が全て同じだった場合

 

ただ、SKU画像が登録されていない場合には、商品ページ画像が表示される仕組みとなっております。

より詳細に内容とご説明するとしたら以下です。

 

〇ケース1

複数SKU(カラー違い、サイズ違い)が検索にヒットしたが、登録されているSKU画像がカラーにより異なる場合

→商品ページ画像が表示される

 

〇ケース2

複数SKU(サイズ違い)が検索にヒットしたが、登録されている画像は全て同じ

→共通のSKU画像が表示される

 

〇ケース3

ひとつのSKUだけが検索にヒット

→当該SKUの画像が表示される

 
●検索にマッチした最低価格の金額が検索画面に表示される
価格違いのSKUを含む商品の場合、イメージとしては以下になります。 (参考:店舗運営Navi)
 
一方で価格が異なりそうな要素にバリエーションがある商品に関しては、
サーチ上の行がバリエーションごとに分割されます。イメージとしては以下です。(参考:店舗運営Navi)
 
  
イメージにもあるように、価格の下に単価が表示されるようになるのもポイントです。
 また、このような対応をするために必要なことがいくつかあります。
 
 ■必要な事

①必須商品属性の登録

今まであったタグIDに変わって、直接的な実際値に登録を変更する必要があります。

イメージとしては以下です。

【CC】SKU_20231113-1

 

ジャンルごとの登録項目定義に関しては、店舗運営ナビに記載されておりますので、

気になる方はぜひご確認ください!

 

※ちなみにですが※

レディース>シャツであれば、「カラー」「ブランド」「メーカー型番」「素材」「代表カラー」

の記入が必須になります。

 

 ②カタログIDの登録
カタログIDとは現在楽天市場では、JANコード、EANコード、UPCコード、ISBNコード、楽天オリジナルコード
をカタログIDと定義しております。「製品コード」とも呼びます。
 
カタログIDに関しては、ジャンルにかかわらず、全商品登録必須となっているため、
まだ未実施の方に関しては、是非対応してみてください。
 
●売上を上げるためのポイント
今後楽天で売上を上げるためには、広告戦略や販促戦略も重要ですが、
このような必須商品属性や、カテゴリIDを登録が必須となります。
 
設定するメリットしては以下になります。
 
〇メリット
1.商品価格ナビへの商品掲載
カタログIDを登録することにより、商品価格ナビページへ商品が掲載され、従来の商品検索方法に加え、商品価格ナビ上での商品検索が可能になります。また、商品価格ナビに掲載されることにより、Google Shopping等の外部サイトからのユーザー流入が増えることが期待されます。

2.タグの自動付与
楽天では店舗様が登録したカタログIDを元に、楽天が保持している製品スペック情報をタグとして自動付与しております。タグが付与された商品は、ユーザーが楽天市場検索の絞込み機能を使用した際に表示されます。タグが付与されていない場合、絞込み機能を使用したユーザーには商品が表示されなくなるため、商品露出機会の損失となります。タグ自動付与に関する詳細内容はこちらより参照してください。
 
この対応をしていないと、ユーザーにミスマッチな情報が伝わったり、対応している方との差がついてしまいます
SKU数の多いファッション系や量販系のストア様に関しては、是非この対応を忘れないようにしましょう! 
 
なお、移行日から半年以内に必須商品属性を入力しなかった場合、
必須商品属性を入力しないと商品情報を更新できなるため、なるべく早く対応できるようにしましょう!

 

 

 

③商品ページにおける影響

検索画面における対応と比較したときに、商品ページは対応することが少ないです。

ただ売上を上げるためにはこの商品ページでの対策が重要です。

 

一番大きな問題としては、どの商品IDにSKU情報を集約するか、となります。

 

例えば売上がそんなに高くなく、PV/UU数が高くない商品にSKU情報を集約してしまうと、

売上実績が低い商品と楽天側で判断されてしまうので、流入数が激減する可能性があります。

 

そのため、SKU情報をまとめる商品は売上やPV/UU数が一番多い関連商品に紐づけると

販売実績が売れている商品に集まるため、売上が今以上に大きくなるでしょう。

 

■SKU情報まとめる際のイメージ

【CC】SKU_20231113-2

※注意※

SKUをまとめる際、実は何もしないとレビューは各商品ページに残ったままになります。

まとめたページにレビューを集約する場合、店舗側から申請をする必要があります

 

申請した際のレビューイメージとしては以下です。

 

■イメージ

【CC】SKU_20231113-3

 

なお、このレビュー移管に関してですが、申請した後に取り消すことが出来ないので、

もし間違えて違う商品のレビューに紐づけてしまうことが無いよう、気を付けて作業してください!

 

 

※豆知識※

・RPP広告のCPC、KW入札はSKUごとにできる
・ただし現状まだ商品単位の設定しかできない仕様

 (1商品に対して紐づいているskuは商品単位でまとめて設定しかできない)
・広告表示はSKU、商品どちらもヒットしたほうが採用(遷移先はSKU未選択の商品ページ)

 

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いかがだったでしょうか

 

弊社では楽天メーカー向けコンサルなど、各モールのコンサルティングや広告運用を実施しております。

気になる方はこちらから、お気軽にご連絡ください!

 

それではまた次回の投稿を楽しみにお待ちください!

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